交通事故の被害にあって弁護士に相談・依頼を考えているものの、どうやって交通事故に強い弁護士を選べば良いか悩んでいませんか?
いきなり交通事故に巻き込まれた被害者は、普段は付き合いのない弁護士を急に探す必要に迫られます。この記事では、交通事故被害者のために弁護士の探し方・選び方を解説します。この記事を読んでいただければ、
- 交通事故に強い弁護士を探す方法
- どのように弁護士を選ぶえきか
- 交通事故に強い弁護士に依頼するべきケース
- 弁護士選びに失敗して後悔するパターン
などが分かります。是非、最後までお読みください。
交通事故に強い弁護士の選び方
交通事故被害者が交通事故に強い弁護士を選ぶためには、まずどのように弁護士を探すのか、さらに交通事故に強い弁護士をどうやって見分けるのかを知る必要があります。
交通事故被害者が弁護士を探す方法
弁護士を探す方法には、紹介を受ける、法律相談会に行く、自分で探すなどの方法があります。交通事故被害者にとって、それぞれの探し方のメリット・デメリットを理解することがポイントです。
弁護士の探し方 | ポイント |
---|---|
紹介を受ける | l わざわざ自分で探さずに済む
l 紹介による安心感がある l 弁護士の人柄は信頼できる |
法律相談会に行く | l 無料で相談ができる場合がある
l どのような弁護士が担当するか分からない l 相談時間・場所が限られている |
自分で探す | l 交通事故に強いかを調べられる
l 無料で相談できる場合が多い l 弁護士の雰囲気が事前に分かる |
弁護士の探し方には色々とありますが、一番のポイントは「交通事故に強い弁護士か」です。この点で言えば、紹介や法律相談会では必ずしも交通事故に強い弁護士を選べるとは言えません。
役所や弁護士会が開催する法律相談会を担当する弁護士は基本的にランダムで決まるため選べません。また、紹介でも、紹介者が「本当に交通事故に強い弁護士だと知っているか?」は分かりません。単に知り合いだからということで専門性・得意分野で選んだわけではなく紹介されることもあります。
そのため、交通事故に強い弁護士を選びたいのであれば、少々手間や時間がかかりますが自分で探すことをおすすめします。
インターネットで交通事故に強い弁護士を探す方法
自分で弁護士を探す場合はインターネットで交通事故に強い弁護士を探すことになるでしょう。弁護士を選ぶ方法としては単純に「交通事故に強い弁護士」で検索します。この方法だと法律事務所・弁護士が出している広告が現れるので、出てきた法律事務所・弁護士の中から信頼できそうなところを選ぶ方法がおすすめです。
広告を出している弁護士は、交通事故案件を大量に扱っていると言えます。交通事故被害者の案件に慣れているという意味では信頼できるでしょう。
交通事故に強い弁護士の特徴と選び方
弁護士を選ぶときには、相性が良さそうかという人柄や信頼感、交通事故案件の解決実績の有無、交通事故被害者に配慮した弁護士費用かを総合的に考慮することをおすすめします。
特徴 | 選び方のポイント |
---|---|
人柄・信頼感 | 交通事故を依頼すると弁護士とは長期間付き合うことになります。人柄・信頼感はどうしても相性があります。無料相談などで人柄・信頼感を確かめることをおすすめします。 |
解決実績 | 交通事故案件についての専門的知識や解決実績がどのぐらいあるかです。交通事故案件と言っても様々なパターンがあり、それぞれ強みがあります。不安や悩みに適切に回答してくれる弁護士を選びましょう。 |
弁護士費用 | 交通事故の被害者のために特別な弁護士費用のプランを用意しているかです。安かろう悪かろうといこともあるので、安ければ良いというものではないですが、交通事故の被害者救済に配慮した弁護士費用かは確認しましょう。 |
交通事故に強い弁護士を選ぶメリット
自分で弁護士を探し、無料相談やホームページから交通事故に強い弁護士だと思っても本当に依頼するべきか悩まれるかもしれません。しかし、交通事故に強い弁護士を選ぶことで様々なメリットがあります。
交通事故の被害者は弁護士に依頼する方が得することが多いので、も弁護士に依頼するか不安に思われたとしても、弁護士に依頼することを強くおすすめします。
01 交通事故の示談金を増額できる
交通事故に強い弁護士を選んで依頼すれば慰謝料・逸失利益や示談金を増加することができます。弁護士に依頼しないと自賠責基準・任意保険基準で示談交渉が進むのに対し、弁護士に依頼すると弁護士基準・裁判基準で示談交渉するため示談金が増額できるのです。
例えば、交通事故でむちうちになり6か月の通院が必要になったケースでは、自賠責基準から弁護士基準・裁判基準になれば約60万円も慰謝料を増額できます。
(参考)自賠責基準・任意保険基準・弁護士基準(裁判)の違いと慰謝料相場を比較
02 保険会社と示談交渉する精神的負担がなくなる
交通事故に強い弁護士を選ぶことで保険会社との示談交渉の精神的負担から解放されます。もし、保険会社との示談交渉が上手くいかないときでも、交通事故に強い弁護士を選んでいれば慌てる必要はありません。
(参考)交通事故の示談交渉が決裂しても慌てない!裁判手続きを予め知っておこう
実は、交通事故の被害者の方が弁護士を選ぶメリットとして、示談金の増額ができることに次いで多い理由が「保険会社とのやり取りが面倒くさかった」からです。示談交渉の負担がなくなることも交通事故に強い弁護士を選ぶメリットです。
03 弁護士費用で損をさせないプランがある
交通事故に強い弁護士を選べば、交通事故の被害者のための弁護士費用のプランを用意しているはずです。一般的には、
- 弁護士費用特約があるとき:弁護士費用特約で原則負担なし
- 弁護士費用特約がないとき:完全成功報酬制で損をさせない
ような弁護士費用になっているはずです。交通事故の被害者を救済するために、弁護士介入による示談金増額>弁護士費用となるように工夫がされているので、安心して弁護士に依頼できます。とくに弁護士費用特約があるときは活用しないと損をしてしまいます。詳しくは下記記事をご覧ください。
(参考)弁護士費用特約とは何か? 活用例やよくある質問を解説!
04 その他、交通事故に強い弁護士に依頼するメリット
交通事故の被害にあってどう対応して良いか分からない、保険会社との示談交渉に不満や不安があるなどのケースでも弁護士に依頼する様々なメリットがあります。
- 事故直後の治療対応や通院頻度をアドバイスして貰える
- 後遺障害等級の認定申請を任せることができる
- 過失割合に不満があるときに正しい割合を知ることができる
- 小さな交通事故でも断られることがない
交通事故の被害にあったときに不安や悩みはつきものです。保険会社の担当者は親切そうに見えても、あくまで保険会社のメリットのために示談金を減らそうとします。あなたの味方になってくれる交通事故に強い弁護士を選んで依頼することをおすすめします。
まずはじっくり弁護士にを選んだ上で、無料相談で信頼できる人柄かあなたが抱える悩みに適切に回答してくれるかを確認しましょう。
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交通事故被害者が弁護士選びで後悔するケース
最後に交通事故の被害者が弁護士選びで後悔するケースについて指摘します。既に弁護士に依頼したり、又は示談成立後に不安になって相談をされる方も少なくありません。そのような交通事故の被害者から伺った、弁護士選びの不満や後悔を紹介します。
紹介を受けた弁護士に不満があったが断れなかったケース
紹介によって弁護士を探すときに不満・後悔を感じる方は少なくありません。紹介者は良かれて思って弁護士を紹介してくれるわけですが、必ずしも交通事故に強い弁護士とは限りません。
相談・依頼をしたものの、あまり交通事故案件に強い弁護士でなくて不満・後悔をする人も少なくありません。このような場合、紹介者の顔を立てるために、弁護士に不満があっても断れなかった、弁護士を交代したかったが出来なかったという後悔も少なくないようです。
保険会社におすすめされた弁護士に依頼して後悔したケース
弁護士費用特約を利用したときに保険会社から弁護士をおすすめされたため、依頼をしてしまって後悔をするケースもあります。
交通事故に強い弁護士には、保険会社側の案件を多く担当している弁護士と交通事故被害者側の案件を多く担当している弁護士がいます。保険会社からおすすめされる弁護士は基本的には前者です。普段は保険会社側の案件を多く担当しているため、どうしても交通事故の被害者の不安な気持ちに寄り添ってくれないという不満を感じる人も少なくないようです。
なお、保険会社から「おすすめした弁護士でないと弁護士費用特約は使えません」と説明される場合がありますが、そんなことはありません。自分で探した弁護士に依頼したときでも弁護士費用特約は使えますのでご安心ください。
弁護士に依頼しないまま示談をしてしまったケース
保険会社の担当者が言うままに示談をしてから、弁護士に相談する方もおられます。基本的に示談書に署名・押印してしまったら、交通事故に強い弁護士といえども争うことは原則として不可能です。
相談で話を聞いてみると、本当はもっと示談金が貰えたケースも少なくありません。保険会社の担当者が親切そうだったから、丁寧に説明してくれたからと言っても、自分でもきちんと調べずに示談をすると損をする可能性は高いです。
交通事故の被害にあったときは、示談書にサインする前に必ず交通事故に強い弁護士に一度は相談しましょう。
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まとめ:交通事故に強い弁護士に依頼する!
交通事故の被害にあったときは、自分で交通事故に強い弁護士を探すことをおすすめします。最後に重要な点をまとめておきます。
- 紹介・相談会ではなく自分で弁護士を探すべき
- 弁護士を選ぶときは、人柄・解決実績・弁護士費用をチェックする
- 交通事故の被害者は弁護士に依頼すると様々なメリットがある
- 示談に応じる前に一度は交通事故に強い弁護士に相談する
交通事故の被害にあったときは、この記事で紹介した交通事故に強い弁護士の選び方を参考にしてください。選び方のポインポイントは、弁護士の雰囲気・人柄が信頼できるかや、あなたが抱える交通事故問題の不安や悩みに適切に回答してくれるかです。
交通事故に強い弁護士を選べば無料相談で対応してくれるはずなので、まずは一度無料相談をすることをおすすめします。